【S7 最終87位 最終レート2030】変わり身の巨岩キョジオカイリュー 構築記事

2023年7月1日土曜日

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  ろうじん

こんにちは。『ろうじん』と申します。

S7お疲れ様です。

S7にて最終2桁順位を獲得できたので構築記事を書きたいと思います。


以下、YouTubeチャンネル

毎週土日ランクバトル生配信メインで活動しています。
平日は不定期配信で配信頻度は高めです。
(シーズン終盤は対戦相手の方の配慮を兼ねて配信は行いません。)

ろうじん8世代戦績
最終2桁以上11シーズン
最終レート2000以上18シーズン
公式大会最終2桁以上複数回

SV最終レート2000以上6回

最終87位 レート2030





構築経緯

極まったサイクル構築が一番強いと思っているのでサイクル構築を使用する所から考え始めた。

サイクル戦を行うに辺り、SV環境では『キョジオーン』というポケモンを極めることで最強になれる(全対応に近い形が取れる。)とSV-S1当初から考えていたため『キョジオーン』から構築を組み始めた。

(練度が必要なポケモンのため、S1の頃からほぼ毎シーズン『キョジオーン』を使用していたがトライ&エラーを無限に繰り返していた。)

同ルール3シーズン目ということもあり、これまでに公開された上位構築を参考に構築を組むことも同時に考えていた。

S5、S6の『キョジオーン』入り構築を探していると以下の記事が自分の理想とするサイクル構築そのままだったため、一部ポケモンの調整と技構成を変更し並びをそのまま使用させていただきました。

コンセプト

①キョジオーン+チョッキ+スイーパーを軸としたサイクル(サイクル選出)

②襷ドクガ+キョジオーン+スイーパーを軸とした毒菱展開(対面選出)

(③先人の知恵を借りる。)

各個体紹介

身代わりキョジオーン

技構成
しおづけ
みがわり
まもる
じこさいせい

持ち物たべのこし
特性きよめのしお
性格 わんぱく
役割 サイクル駒/物理受け/クッション/詰ませ

選出率1位

HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値252418003636
実数値207121190-11560

HD→臆病ハバタクカミの眼鏡妖テラスムーンフォース確定耐え。
ひかえめ耐久振り分け眼鏡妖テラスムーンフォースが大体耐える。
S→無振りオリーヴァ抜き
HB出来るだけ高く。

世界で6番目に早いキョジオーン。
構築の軸であり最強サイクルパーツ。

原案では『ヘビーボンバー』が採用されているが『ヘイラッシャ』へのストレスを極限まで減らしたかったため『みがわり』を採用。

その弊害として『ハバタクカミ』が重くなりがちではあるがその点は原案から努力値調整を変更し、合法的に全ハバタクカミに突っ張れるように最低限努力値をDに回した。

同じポケモンでも技構成でダメなら調整で解決出来ないか模索出来るのがポケモン対戦の面白い所だと思う。

このポケモンのTOD性能を引き上げる上で『みがわり/まもる』の組み合わせは本当に強力でいくつもの負け試合をTODで勝ち試合へと昇華させた。

『TODの勝ち筋を増やす』という意味ではこの技構成の『キョジオーン』が最も最大値が出ると考えているため出来るだけこの技構成で採用出来るように構築の補完を取りたいと感じた。

最終日前日では『オリーヴァ』の上から『みがわり』を張り『やどりぎのタネ』と『ちからをすいとる』をケアした上で『どくびし/しおづけ』でじわじわと甚振った。


ブーツアンコカイリュー

技構成
しんそく
じしん
アンコール
はねやすめ

持ち物 あつぞこブーツ

特性 マルチスケイル
性格いじっぱり
役割サイクル駒/物理AT/クッション/詰ませ/スイーパー

選出率2位

HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値244156000108
実数値197191115-120114

『キョジオーン』の弱点である地面の一貫を切るサイクルパーツ。

『マルチスケイル』+『あつぞこブーツ』により、サイクル介入が可能。

特に『ディンルー』に対して圧力となる『アンコール』が強力で『キョジオーン』→『カイリュー』バックで『ステルスロック』と『じわれ/じしん』の全てをケアし、『アンコール』で相手に不利な択を強いる動きが強力。

テラスタルが残っていれば『パオジアン』にも対面勝てるため、自然と『カイリュー』+『キョジオーン』の軸の2体で広く浅く『パオジアン』に対応出来ている点が高評価。

チョッキイルカマン

技構成
ジェットパンチ
ウェーブタックル
れいとうパンチ
クイックターン

持ち物とつげきチョッキ
特性マイティチェンジ
性格いじっぱり

役割サイクル駒/物理AT/クッション/スイーパー

選出率3位

HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値92252404156
実数値18713493-83140

『イーユイ』、『ハバタクカミ』、『サーフゴー』を広く浅く誤魔化せるクッション兼スイーパー。

『とつげきチョッキ』を採用することでナイーブ状態でも『クイックターン』で突っ込みやすくなる点が偉い。

『ハバタクカミ』との偶発対面では『クイックターン』を選択して裏を安全に着地させる。

『ハバタクカミ』に対して素引き出来るような構築では無いが構築の6体全てが『ハバタクカミ』に行動保証を持つ調整と持ち物になっているため、テラスタルと先制技を駆使して誤魔化すことが可能。

まきびしステロディンルー

技構成
じしん
カタストロフィ
まきびし
ステルスロック

持ち物 フィラのみ
特性 わざわいのうつわ
性格わんぱく
役割対面駒/物理AT/起点作成

選出率6位

HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値23601800920
実数値260130184-11265

参考文献:【SV S6 最終4位】夢掴みしディンカミラッシャ
(リンク掲載許可をいただいております。)

主に受けループや受けサイクルに対して崩しの起点を作成する。

対受けに対して『眼鏡サーフゴー』とセットで選出し、『まきびし/ステルスロック』+『ゴールドラッシュ』で『ラッキー/ハピナス』、『ドヒドイデ』等を力でねじ伏せる。

石を撒いて殴るという単純明解な作業で面倒くさい受けループを短時間で破壊できる点が高評価。

ポケモン対戦の基本である崩し(展開)>受け(サイクル)>行動保証(対面)>崩し...以下ループの相性関係を体現するポケモンだと言える。


眼鏡サーフゴー

技構成
ゴールドラッシュ
シャドーボール
サイコショック
10まんボルト

持ち物 こだわりメガネ
特性おうごんのからだ
性格ひかえめ
役割対面駒/特殊AT/受け崩し

選出率5位
HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値1000421220172
実数値17558116198114126

崩しのスペシャリスト。

主に前述した『ディンルー』とセットで受けを崩す。

立ち回りに関しては『ディンルー』の項で記述した通り。

本構築は『ディンルー』の『まきびし/ステルスロック』を絡めることを前提としているため、『トリック』をする機会が少なかった。そのため技範囲を取った構成にしている。

また『ディンルー』、『カイリュー』、『サーフゴー』で構築のタイプ補完が美しい。

襷テツノドクガ


技構成
かえんほうしゃ
ヘドロウェーブ
サイコキネシス
どくびし

持ち物きあいのタスキ
特性クォークチャージ
性格おくびょう

役割 対面駒/特殊AT/起点作成

選出率4位

HP攻撃防御特攻特防素早さ
努力値0042520252
実数値1556781192125178

補完の対面駒。

サイクル構築が苦手な展開構築、具体的には『スコヴィラン』や『オニゴーリ』による積み展開に対して『どくびし』+『みがわりキョジオーン』と共に対面的に動かす。

積みアタッカーが受けを崩すために積み技を選択するターンに『キョジオーン』で『みがわり』を置き、毒殺すれば能力上昇に関係無く処理することが可能。

『ほのおのまい』では無く『かえんほうしゃ』である理由はH振り『サーフゴー』への乱数がずれるため、打点を取っている。

対面駒であるため、多くても2ターン程しか動けないため、『どくびし』を撒いて『ほのおのまい』を連打している試合が一切なかった。そのため炎技は命中安定最大打点とした。

初手で『どくびし』を撒いて襷が発動した後、余裕がある場合は『キョジオーン』や『カイリュー』に素引きして数的不利を取らない立ち回りが重要。

『キョジオーン』でTODすることを視野に入れるため、上記の立ち回りは意識したい。


選出パターン

キョジオカイリューイルカマン(基本サイクル選出)
7割これ

ドクガキョジオカイリュー(対面的展開①)
VS展開構築へ刺さる選出

ディンルーサフゴカイリュー(対面的展開②)
VS受けサイクルに刺さる選出

その他臨機応変に選出を組み替え。

余談



  ろうじん

SV初最終2桁嬉しいです。

原案の構築が強く自分の求めるプレイスタイルを実現することが出来ました。

『キョジオーン』というポケモンの扱いの難しさにようやく追い付けた気がします。

SV環境は『サーフゴー』という無敵ポケモンの登場でより受けサイクルの使用難易度が上がっている印象です。

受けサイクルという構築のアーキタイプ自体が『おにび』や『どくどく』による状態異常を駆使した戦術を主とするため様々な理由からそれらを絡めることが困難な環境と言えます。

(テラスタルでどくどく透かされたりとか...。)

上記のことから9世代の受けサイクルはどちらかと言うと攻めに寄った印象が強く、特にこれまでの世代と『特殊受け』の変化が顕著です。

特殊受けを採用する前提として『サーフゴー』を受け切らなくとも後手から誤魔化せることが前提となるため、『チョッキテツノカイナ』や『チョッキイルカマン』の様な殴れるHDクッションが採用される傾向にあるのが面白い変化だと思います。

逆にHBクッションは過去作同様に『キョジオーン』の様な『受け切れる』ポケモンを採用しやすい印象です。

レギュレーションDでは『サンダー』や『ランドロス』と言った過去作で猛威を振るったサイクルパーツが帰還するので楽しみです。


更に余談ですが諸事情によりブログを引っ越しました。

これに関してはまた記事を書こうかなと考えています。

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