こんにちは。『ろうじん』と申します。
定期的にランクバトルの配信を行っているのでよければ覗いて見てください。
それはさておき、S14お疲れ様です。
前期は年末年始に予定が入っていたため最終日に少ししか潜ることができませんでした。
今期はS12から始まった冠環境最後のシーズンとなり、ある程度強い並びや戦術が開拓された上で鎬を削る戦いとなりました。
最終183位 サンダーランドツンデ 攻めサイクル
構築経緯
同ルールのS12で最終100位を達成した際に使用していた『HB怪電波サンダー』+『ウオノラゴン』所謂、『サンダーノラゴン』の並びを始点に構築を組み始めた。
(しかし、S12で私が使用していた『サンダーノラゴン』は『こうこうのしっぽ トリック』を絡めた攻めサイクルであったため、一般的に認知されている『ボルトチェンジ』を絡めたサンダーノラゴンの原形とは似て非なるものだった。)
そのため、今回は『ボルトチェンジ』を採用した原形に近い『サンダーノラゴン』を組むことにした。
次にウオノラゴン以外に『ボルトチェンジ』による対面操作で有利対面を展開した際に後続に負荷をかけれるポケモンを探したところ『鉢巻 悪ウーラオス』が適任だと感じたため採用。
加えて、サイクル構築に寄せ過ぎると相手の積み展開を止めることが不可能になるため構築内にストッパーとなるポケモンを一体は必要だと感じたためストッパーとしてこれ以上の性能は無い『ミミッキュ』を採用。
更にサンダーを軸にする上で地面タイプや岩タイプのポケモンが必然的に重くなるため、ドサイドンやドリュウズ等を誤魔化せる『HB 霊獣ランドロス』をクッション兼、サイクルの潤滑枠として採用。
最後に上記5体では氷が凄まじく一貫することに気付いたため、氷の一貫を切りつつ同時に増加傾向にあった『カイリュー』に強い駒として『ツンデツンデ』を採用することで構築が完成した。
コンセプト
①:環境トレンド構築の一つであった『ラプミミノラゴン』に絶対負けない構築を組む。
②:『ボルトチェンジ』と『とんぼがえり』を絡めた短いサイクルで崩しを狙い、軸となる『怪電波サンダー』で詰める。
③:サイクルだけではなく、『ミミッキュ』を絡めた対面選出を両立できるようにする。
各個体紹介
HB怪電波 サンダー
技構成 |
ボルトチェンジ |
ぼうふう |
かいでんぱ |
はねやすめ |
持ち物 | じゃくてんほけん |
特性 | せいでんき |
性格 | ずぶとい |
役割 | サイクル駒/ ダイマックスAT/両受け/クッション/詰ませ |
選出率 | 1位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 252 | 0 | 180 | 0 | 0 | 76 |
実数値 | 197 | - | 140 | 145 | 110 | 130 |
S→怪電波を上から当てたいため、準速ヒードラン抜き
素早さラインに関しては諸説で『かいでんぱ』を上から当てたい欲望とボルトチェンジを下から打ちたい願望で入り乱れた結果、準速ヒードラン抜きに落ち着いた。
実数値128付近のサンダーやアッキミミッキュの上を取れるようになった点は正解で特にアッキミミッキュの皮を上からボルトチェンジで剥がした後、アッキのみを発動させずに後述するランドロスに繋ぐ動きは7世代の『コケコランド』を彷彿とさせた。
本構築に軸の一体であり、『ラプミミノラゴン』絶対倒す最終兵器。
初手のラプラスに合わせて怪電波から入ることで『じゃくてんほけん』の起点にすることが可能。こちら側はダイマックス切らずに『ラプミミノラゴン』に対して一方的にアドバンテージが取れる。
後続にミミッキュを控えさせておくことで裏から投げられる『ウオノラゴン』に対して安定した立ち回りが可能。
実際にこの型のサンダーを採用したことで今シーズン中は『ラプミミノラゴン』とその派生構築に一度も負けることはなかった。
サイクルパーツではあるが、弱点保険を盾に初手ダイマックスをすることで後続のミミッキュで詰めきれる試合展開も多く、『サンダー初手DM+ウオノラゴン+ミミッキュ』の対面選出への切り替えが強力だった。
この3体の対面選出に関しては必ずしも初手にサンダーがダイマックスを切る必要が無く、多少のサイクルを回すルートと初手DMのルートを相手の初手によって柔軟に対応できる点が強力だと言える。
ポリゴン2を崩しの起点にする運用方法が主だが最終日では明らかに型バレしているような立ち回りが多く弱点技を全く打たれなくなった。
『ボルトチェンジ』から後述する『悪ウーラオス』に繋ぐことで『ナマコブシ』の『ミラーコート』をケアしつつ対面操作できる点は強力な動きだと言える。
(この動きができることに最終日に気が付いた。)
最速スカーフ ウオノラゴン
技構成 |
エラがみ |
げきりん |
けたぐり |
ねごと |
持ち物 | こだわりスカーフ |
特性 | がんじょうあご |
性格 | ようき |
役割 | サイクル駒/物理AT/スイーパー |
選出率 | 4位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 0 | 252 | 0 | 0 | 4 | 252 |
実数値 | 165 | 142 | 120 | - | 101 | 139 |
S→同速意識で最速
説明不要。サンダーが止まる地面や岩に対して強い水タイプの高火力スイーパー。
S12序盤~中盤に比べて流石にマークが厳しくなっているため動かし辛く感じた。
それを差し置いても皮の剥がれたダイマックスミミッキュを押し切ったりこのポケモンにしかできない強みは健在だった。
珠 ミミッキュ
技構成 |
ゴーストダイブ |
かげうち |
じゃれつく |
つるぎのまい |
持ち物 | いのちのたま |
特性 | ばけのかわ |
性格 | ようき |
役割 | 対面駒/ダイマックスAT/ストッパー/受け崩し |
選出率 | 2位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 4 | 252 | 0 | 0 | 0 | 252 |
実数値 | 131 | 142 | 100 | - | 125 | 162 |
説明不要。ミミッキュ界最強のミミッキュ。
中途半端な素早さの『サンダー』や『カプ・レヒレ』等で固められた中速サイクルに対して凄まじい崩し性能を発揮する。
ダイジェッターに対する切り返し性能は健在で環境トップのサンダーに対しても安定した強さを発揮した。
天然のいない受けサイクルにも強くサンダーのボルトチェンジと絡めて数々の受けサイクルを粉砕した。
改善する点があるとすれば性格を『いじっぱり』にして『ドヒドイデ』への崩しを安定させるという点だがそれ以上に同速ミラーが多発するポケモンの一体であったため素早さは削れなかった。
鉢巻 悪ウーラオス
技構成 |
あんこくきょうだ |
インファイト |
どくづき |
ふいうち |
持ち物 | こだわりハチマキ |
特性 | ふかしのこぶし |
性格 | ようき |
役割 | サイクル駒/物理AT/受け崩し |
選出率 | 3位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 0 | 252 | 0 | 0 | 4 | 252 |
実数値 | 175 | 182 | 120 | - | 81 | 163 |
S→ミミッキュ意識で最速
サンダーのボルトチェンジから繋げる崩し枠。
『あんこくきょうだ』、『インファイト』の2ウェポンは確定。
受け出しされやすい『カプ・レヒレ』への打点となる『どくづき』。
最後の詰めやダイジェットへの切り返しとして縛る動きが可能な『ふいうち』を採用。
受け崩し枠ではあるが『ドヒドイデ』に対面から『じこさいせい』連打でPPを枯されるため、ミミッキュのダイホロウから先にドヒドイデを崩して裏から悪ウーラオスを通す動きが強いと感じた。
HBオボン ランドロス
技構成 |
ステルスロック |
がんせきふうじ |
とんぼがえり |
じしん |
持ち物 | オボンのみ |
特性 | いかく |
性格 | わんぱく |
役割 | サイクル駒/物理AT/クッション |
選出率 | 5位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 252 | 0 | 108 | 0 | 0 | 148 |
実数値 | 196 | 165 | 136 | - | 100 | 130 |
S→準速ヒードラン抜き
サンダーが不利を取る『ドリュウズ』や『ドサイドン』を誤魔化せる地面枠。
サンダーと共に『とんぼがえり+ボルトチェンジ』でサイクルを回していくのが主な運用方法。
サンダーの『かいでんぱ』と合わせて両受けが成立しやすく誤魔化しの範囲を広げれる点は強力だがあくまで『クッション』、『誤魔化し』としての役割が主でこのポケモンでゲームを決めに行けたり、役割対象を受け出しから必ずしも処理できる訳では無い点には注意が必要。
ドサイドンに関しては受け出しから『つのドリル』や『れいとうパンチ』を受けたり返り討ちに会うこともしばしば...。
チョッキ ツンデツンデ
技構成 |
ジャイロボール |
ロックブラスト |
ボディプレス |
ヒートスタンプ |
持ち物 | とつげきチョッキ |
特性 | ビーストブースト |
性格 | ゆうかん |
役割 | サイクル駒/ダイマックスAT/両受け |
選出率 | 6位 |
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
努力値 | 244 | 252 | 12 | 0 | 0 | 0 |
実数値 | 167 | 201 | 233 | - | 121 | 29 |
H→自然の怒り意識で奇数調整
A→火力特化
B→余り
S→最遅ナットレイの上を取るため個体値31
この枠は片方のROMがレート2000に到達した際、『※ナットレイ』にしていたのだが構築単位で『カイリュー』が重いことに気付き最終日に急遽採用することとなった。
(※レンタルパーティと構築記事はツンデツンデを入れた方が完成度が高いと感じたためツンデツンデの方で公開)
『カイリュー』を見れる鋼枠を探していた所、配信枠を見に来てくれたギンさんからオススメされたので採用。
受け出しから安定してカイリューを見れるため補完枠として最後のピースを埋めてくれた。
サンダーに『ねっぷう』ではなく『かいでんぱ』を採用しているため構築内に炎打点を入れるスペースが無く『ナットレイ』の処理速度が遅かったがこの点もツンデツンデが解決してくれた。
『ドレインパンチ』の無い『ミミッキュ』に対しても強く、サンダーノラゴンが一貫を取られやすいポケモンに対して絶妙に補完が効いている。更にナットレイと異なり氷の一貫を切れるため、一定数存在した『スカーフキュウコン』や『バイバニラ』への回答となった。
一方でかなり尖った性能をしており、4倍弱点が二つも存在するため不意の弱点技で容易にサイクルが崩壊してしまう点には注意。
『ダイストリーム』や『ダイナックル』を採用したカイリューに何度か倒壊させられた。
『ランドロス』とも相性補完が素晴らしくランドロスが苦手な氷タイプを半減、ツンデツンデの苦手な地面を無効、格闘を半減にできる。
選出する際は『サンダーランドツンデ』のサイクル選出が強く一貫しやすい水タイプにも電気タイプのサンダーで牽制できる点が評価ポイント。
余談
ツンデツンデの魅力を教えてくれたギンさんには感謝!!
主な選出パターン
サンダーノラゴンミミッキュ
(基本選出)
サンダーラオスミミッキュ
(受けサイクルに選出)
サンダーランドツンデ
(カイリューミミッキュ絡みの対面選出に強いサイクル選出)
重いポケモン
マンムー
対面で勝てるポケモンがDMサンダーくらいしか存在しない。
絶妙な範囲でツンデランドに4倍弱点を突かれる。
ブリザポス
マンムーと同様の理由。
悪ウーラオスかミミッキュで誤魔化し気合いで乗り切る。
カプ・レヒレ
サンダーが舐められて突っ込んでくると容易にサイクルが崩壊する。
裏にポリゴン2が居ようが時にはダイマックスをサンダーに切る勇気も必要。
水ウーラオス
霊獣ボルトロスと並んでいる場合にランドロスの選出が強要されるため苦しいサイクルになる。カイリューも同居しているパターンはツンデツンデも選出しないといけないため、水流連打でサンダーの静電気を引けなかった瞬間負けが確定する。逆に引けた場合はeasy-winを狙えるため勝率は怪しい。
悪ウーラオス
鉢巻で何故かサンダーに突っ張ってくるヤンキー。
9割突っ込んでくるのでサンダーVS悪ウーラオス対面は初手であろうが、裏にポリゴン2が居ようがダイマックス推奨。
ドサイドン
サンダーに最も強い地面枠。
ボルトチェンジをカットされるため厳しいが弱点保険とダイマックスを盾に突っ張れば意外にも突破可能。
ランドロス
クッションの場合はそこまで驚異にならないがアタッカーの場合こちらのランドロスが逆に起点にされるため注意が必要。
カイリュー
水打点or格闘打点を持たれていた場合ツンデツンデでは受からないためeasy-winを拾われる。
ジバコイル
終盤突然増えたポケモンの一体。
鉄壁を採用している場合ランドロスでも対応できない。
更にRキュウコンの壁から鉄壁ジバコイルに繋がれるパターンの場合どう足掻いても押し切れないため素直に降参するしかない。
余談
本来ならシーズン終盤は配信を行わないのですが今期は視聴者の要望があり、最終日の全試合を配信で行うという初めての試みでシーズンを終えました。
完全に一人で始めたYouTubeでの活動でした気が付けば配信の度に50~100人も視聴者が集まるようになっていたのは自分でも驚きです。
(今シーズンだけでたまたま人が多かっただけかもしれませんが...)
今回は最終日の配信ということもあってか最高で同接188人も見に来てくださり本当にありがとうございました。
それはさておき来シーズンからは竜王戦ルールで禁止伝説が解禁されるようですね。
これまで全く手を付けてこなかったポケモンにも触れることになりそうです。
ルールが変わっても一定の成績が残せるように精進していきたいです。
SpecialThanks
ツンデツンデの魅力を教えてくれたギンさんありがとう。
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