ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ イーブイ レビュー 評価 感想 ポケモン

2019年11月9日土曜日

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  ろうじん

こんにちは。『ろうじん』と申します。

今更ながらポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウをプレイしたのでレビューを書きたいと思います。

(当ブログは点数や星の数で作品の評価を行っていないため予めご了承ください。)

ストーリー面

本作品は初代ポケットモンスター赤・緑の物語をベースとした作品となっており、要所でイベントの追加やキャラクターの変更が行われている。

悪の組織に立ち向かい、ライバルと切磋琢磨する。
一人の少年とポケモンが共に成長していく王道のシナリオである。

要所で追加されたイベント
要所で追加されたイベント

本筋は初代ベースであるが要所に新規イベントが追加されており、初代のライバルポジションであるグリーンは先輩トレーナーのポジションへと置き換わっている。

本編ではグリーンと戦闘になるなど初代ポケモンファンがニヤッとできるようなイベントも追加されている。

ジムリーダーの登場演出

四天王の登場演出

本作ではジムリーダーや四天王など重要キャラクターの登場演出にも大きく変化が見受けられた。

ジムリーダーキョウは分身の術で登場を演出、四天王カンナは相棒のラプラスの背に乗って登場する演出など、純粋にRPGとしてのクオリティは初代赤緑に比べて遥かに進化している。

ムサシとコジローも登場

ピカチュウバージョンでも登場したムサシとコジローは本作でも登場しており、アニメシリーズファンも楽しめるイベントが追加されている。

ストーリー面全体としては既存ファンが楽しめる内容となっており、アニメシリーズやポケモンGOからの入った新規ユーザーも過去作未プレイで十分に満足できる内容となっている。

システム面

お次はストーリー面とは一転して賛否が分かれるであろうシステム面についてレビュー。

エンカウント

シンボルエンカウントへ変更

本作ではシンボルエンカウントが採用されており、これまで草むらに入ってランダムにポケモンとエンカウントする方式から変更がなされている。

これまでのポケットモンスターシリーズをプレイしてきたユーザーにとって違和感を覚えることになるが煩わしい戦闘を意図的に避けれるため、新規ユーザーにとっては優しい仕様となっている。

捕獲

ポケモンの捕獲

これまでのポケットモンスターシリーズとポケモンの捕獲方法に大幅な変更があり、スマートファンアプリ『ポケモンGO』をベースとした体感型のアクションへと変更がなされている。

操作性にやや難点があり、まず初見では上手くポケモンにボールを当てることが困難。

これまでのポケットモンスターシリーズは、

戦闘⇨弱らす⇨ボールを投げる⇨捕獲

のプロセスでポケモンを捕まえることができていた。

一方で本作、Let’s Go! ピカチュウ イーブイでは、

ボールを投げる⇨捕獲

という短いプロセスで捕獲できるものの、これまでポケットモンスターシリーズをプレイする既存のプレイヤーにとってはやや違和感が残る捕獲システムとなっている。

この点はポケモンGOからの逆輸入であるものの、ポケモンGOの特徴である現地へ赴いてアクションを行うという意味合いとは若干ズレが生じているのではないだろうか。

『屋外でボールを投げる行為』と『屋内でボールを投げる行為』では意味合いが異なり、ポケモンGOの特徴であるボール投げアクションの良さを半減させているようにも感じられた。

既存のシステムとポケモンGOのシステムが混在しているため、この点は賛否が分かれる点である。

自宅でプレイするスタイルの既存ポケットモンスターシリーズファンは本当に捕獲アクションを求めているのか?という点はやや疑問に残る。

一方でゲームフリークが試行錯誤しながら新しい試みに挑戦していることが伺えるため私個人はプラスに捉えている。

対戦

対戦システムは非常にシンプル

対戦システムは非常にシンプルでこれまでポケットモンスターシリーズでお馴染みの『もちもの』や『特性』が存在しないため、お世辞にも戦略性に長けているとは言い難い。

これまでポケモン対戦にのめり込んできたコアなポケモンファンには物足りない内容となっている。

一方で近年複雑化し過ぎるポケモン対戦環境には、ほんの一握りのプレイヤーしかついて行けていないというのも事実であるため、ポケモン対戦の入門として捉えれば妥当と言えるかもしれない。

そのため、本編のようなハイレベルの対戦を求めているユーザーにはオススメできない作品となっている。

ポケモンとのコミュニケーション

一方でポケモンとのコミュニケーションは洗練されており、『遊ぶ』、『触れ合う』などキャラクターゲーム俗に言う『キャラゲー』としての面白さは非常に満足できるものとなっている。


連れ歩きシステム

また、過去作にも採用されていた連れ歩きシステムも大幅に進化しており、ポケモンに乗って駆け回ったり、海を渡るなどのアクションがポケモン一匹、一匹個別に用意されている。

これらの点からポケモンのキャラクターそのものが好きなユーザー層には間違いなく楽しめる一作と言えるだろう。

ポケモンGOとの連動

これまでにない試みとしてスマートファンアプリである『ポケモンGO』と家庭用ゲームである本作が連動するような遊びも新しく追加されている。

ポケモンGOは40代以上の中高年層で流行しており、若年層がプレイする本編のポケットモンスターシリーズとはそれぞれプレイする層が全く異なる。

注目すべき点はこの『プレイする層が全く異なる』という点でこの機能は単純にポケモンGOと連動できる遊びと捉えるべきではなく、それぞれの層を繋げるブリッジの目的として捉えるべきなのではないだろうか。

ポケモンGOをプレイする中高年層と本編をプレイする若年層それぞれ、ピカブイからGOへ、GOからピカブイへと導線を引く意味で戦略が練られたシステムだと言える。

このシステムがあることで中高年層と若年層の間でコミュニケーションが生まれるきっかけにもなるため、この点は評価できるのではないだろうか。

やりこみ要素


レベル75のピカチュウを使用するマスタートレーナー

本作はRPGとしてのやり込み要素も存在する。

ポケットモンスターシリーズのやり込み要素は基本的にエンディング後の対人戦に向けた育成や対戦考察にある。

Let’s Go! ピカチュウ イーブイは対戦環境の面では物足りないものの、RPGとしてのやり込み要素は存在するため、純粋に世界観に浸りたい方には満足できる作品となっている。

その一例としてマスタートレーナーと呼ばれる強力なトレーナーが存在し、一般トレーナーとは一線を画すレベルのポケモンと戦うことができる。

マスタートレーナーは使用できるポケモンが1匹に固定され、アイテムも使えないという縛りがあるためRPGとして楽しむ分には申し分ない難易度と言える。

こんな人にオススメ

・ポケモンというコンテンツそのものが好き

・ポケモンのキャラクター自体が好き

・王道のRPGがプレイしたい

こんな人は買わない方が良い

・戦略性のある戦いを求めている

・ポケモンのキャラクター自体には興味がない

余談



  ろうじん

新規ユーザーの獲得を意識した新しい試みが行われた本作。

対戦面で本編と大きく劣る点や癖のあるシステム面を除けば純粋にポケモンを楽しめる作品となっています。

本編の対戦に疲れて純粋なポケモンの楽しさを忘れてしまった方にはかなりオススメできる作品です!

初代ベースで懐かしさに加え、新規イベントも追加されていたので同時に新しさも感じることができる作品でした。

私個人、対戦も好きですがそれ以上にポケモンそのものが好きなので十分に楽しむことができました。

ポケモンのキャラクターや世界観自体が好きな方には間違いなく満足できる作品となっています。

未プレイの方は自分のプレイスタイルと相談して検討して見てはいかがでしょうか?

ライバル『シン』のかわいい一面

どうでも良いですがライバルの『シン』君が意外に可愛い一面もあって個人的にお気に入りキャラクター。

同じポジションのグリーンと打って変わり素直な子で好きです。

ピカブイのプレイ記録があると新作ソード・シールドでキョダイマックスピカチュウとイーブイが入手できるので入手したい方はLet’s Go! ピカチュウ イーブイも事前にプレイしておきましょう。

ろうじんのツイッター→@rouzinpoke


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